日本企業のプラント運営を成功に導く~海外進出サポート

日本企業のプラント運営を成功に導く

海外進出サポート

高度な流量制御技術&世界に広がるサービスネットワーク

海外進出は日本企業にとって最も重要な経営戦略。でも、日本の常識が通用しない


日本は人口減少と高齢化が同時に進行し、内需の拡大が見込みづらい市場となっています。一方で海外、特に新興国では人口の増加に加えて、今後の経済成長と需要の拡大が見込まれています。必然的に「海外展開」は日本企業にとっての重要な経営戦略の一つで、実際に海外現地法人の設立や工場の移転、海外企業の買収、合弁会社の設立などが急速に進んでいます。

いま現地法人の設立が最も多い地域はアジアです。製造業だけで言えば約7割がアジアに集中し、製造拠点としての重要な地域であることがうかがえます。またシェールガスで盛り上がるアメリカなど先進国での設立も数年前から急増しています。

しかしながら、いざ海外に出ていくと各国の商習慣や法規、規格などの規制があり、日本の常識が通用せずにトラブルに悩まされる例が増えています。また日本がハイテクの最先端を走っていると思い込み、海外のローカル企業とうまく関係を築けないなど、さまざまな認識の違いによって生じるトラブルも少なくありません。

特に当社が取り扱うようなマスフローコントローラは、気体・液体の流量を制御し、プラントや製造現場の重要な役割を担っています。万が一の故障や不調、異常があれば工場全体に影響しかねません。当社は外資系メーカーの日本法人、世界に広がるネットワーク力を最大限に活用し、日本企業の海外展開を支援する取り組みを強化しています。

世界中に広がるネットワークを駆使して日本企業の海外進出・プラント運営をサポート


当社は1946年アメリカで創業。面積式流量計の設計と製造をきっかけに事業を開始した、流量計メーカーのパイオニア的存在です。ペンシルバニアに主力工場とエンジニアリングの中枢機構があり、ここでは主に北米と南米向けの製品とサービスを提供。ヨーロッパにはオランダとハンガリーに2つの工場があり、EU圏と中東、ロシア、アジア地域をカバーしています。アメリカを中心に世界中に販売とサービスのネットワークがあり、プラントや工場等へ流量制御の技術を提供しています。
日本では、試験機メーカーの上島製作所を前身とし、1984年にブルックスインスツルメントの系列に入りました。上島製作所は1925年に面積式流量計、1973年にマスフローコントローラを国産化したメーカーで、日本でも長い歴史があります。その意味で当社は、日本メーカーとしてのDNAを持ち、世界標 準の製品づくりとサービスのネットワークを持つマスフローコントローラメーカーです。現在も国内のニーズに合わせた特注仕様の対応やハイエンド商品の生産、海外拠点から入ってくる製品の検査、日本企業に向けたサービスを行っています。

いま日本法人の当社が力を入れているのが、日本企業の海外進出のサポートです。
製品面ではCEマークやUL規格など主要な認証規格だけでなく、中国のNEPSI、インドのCCOE、ロシアのGOST-Rといった新興国独自の認証を持つ製品ラインナップを増やしています。どこの国や地域に進出しても良いように世界中の認証を取得できる体制を整えています。サービス面では、日本企業の海外工場と、現地にある当社の拠点や販売代理店との間に入り、日本国内の工場と同等レベルのサービスを受けられるような橋渡しを主に行っています。





日本企業は海外進出をする際、国内工場を基本モデルとした海外工場を現地に建設、運営する例が多く見受けられます。設備メーカーやエンジニアリング会社に 求めるサービスに関しては、現地の商習慣や手続きに不慣れな為、日本と同じ感覚で同じ品質のサービスを要求しても、現地のローカル企業をうまく活用できな いでいるケースが多々あります。
そこで当社が日本企業の要求や要望を聞き、現地にある当社の拠点や販売代理店に説明して対応方法を伝授する役割を担います。そうすることで現地の日本企業と当社の拠点・販売代理店と関係を作り、現地の問題は現地で解決できる体制づくりを行い、工場運営の安定化と効率化に貢献しています。

例えば、中国に進出した日系企業の光ファイバー工場の場合、日本のマザー工場と同じ仕様にも関わらず、ガスの供給設備やオペレータの熟練度の差などでマス フローコントローラの故障頻度が高くなっていました。生産性の悪化と修理費の増加、予備品の購入費用などコストが大幅に増加し、日本の本社から当社に声がかかりました。
そこで当社は中国の現地法人と協力して、オペレータ研修やメンテナンスキットの紹介、予備品を中国の現地法人が確保するような体制を整備。以降は現地で問題が解決できるようになり、現地工場の負担が軽くなったとの声をいただきました。

また自動車部品工場の場合、中国の北京工場と日本工場では同じ日本製の装置を同一条件で使っているにもかかわらず、中国工場での制御が不安定になるという 問題が発生していました。そこで当社と中国の当社現地法人のエンジニアが調査したところ、ガスの供給側にある圧力調整器の適合に問題の根本原因があることが判明。現地のエンジニアリング会社と素早く問題を解決することができました。日本のエンジニアの指示を現地の言葉で伝えることができたのが非常によかったと思います。

またアメリカではシェールガス効果でプラントの建設ラッシュが起きています。テキサスに日系企業の化学工場が新たに進出した際、流量の精度や信頼性を確保するためのNISTのトレーサビリティーやUL/CSAの取得などをスムーズに行うことができ、とても喜ばれました。また製品もペンシルバニアにある工場からテキサスのプラントまで陸路でダイレクトに納入できて納期が短縮できるほか、テキサスにある当社の現地拠点からのメンテナンスや技術サポートなど手厚いサービスも評価してもらっています。

産業向け機器・部材の世界トップメーカーITWグループに参加。シナジー効果で新たな価値を提供


当社は2012年より米国シカゴに本社があるITW(Illinois Tool Works)社のグループに加わりました。

ITWは、計測器や制御機器、試験機器をはじめ、特殊素材や包装資材、食品機械、建設資材など産業向けの機器や消耗品・部材メーカーが70社以上属する企業複合体で、世界58カ国で6万人以上の従業員が働いています。アメリカで優良企業の証とされる「フォーチュン500」(2012年)の150位以内にランクインしている世界的なメーカーです。

当社はこれからITWグループのなかの試験や計測分野のビジネスユニットの1ブランド「ブルックスインスツルメント」という形で皆様にサービスを提供していきます。世界的なITWグループに加わったことで、これまで当社単体では難しかった問題も、ITWグループ各社との連携によって解決できるようになると考えています。またITWグループのネットワークと情報収集力を活かし、世界中のビジネス環境の変化を感じ取ることができるようになります。それを日本企業に還元することも可能です。

これからも引き続きブルックスインスツルメントとして流量制御の技術で日本企業の海外進出をサポートしながら、ITWグループ各社とのシナジー効果でお客様に新たな価値を提案していきたいと思っています。

※ITW (Illinois Tool Works Inc) 米国サイト(英文): http://www.itw.com


お問合せ